個別指導の適正人数

個別指導

個別指導を受けるときに最適な講師:生徒の人数比率は?

塾探しをされている方へ

様々な形態の学習塾が乱立する中で、塾探しに頭を悩ませている方も多いかと思います。

一昔前は受験塾と言えば集団授業の塾が中心だったのですが、昨今では学習塾と言えば個別指導塾をイメージされる方も多数いらっしゃるでしょう。

その個別指導塾ですが、具体的にどのような指導風景なのか想像がつきますでしょうか?

S塾長
集団塾と比べ、個別指導塾は授業見学をする機会がほぼないかと思われます。

 

個別指導と一口に言っても、講師が一度に指導する人数は様々です。

以下に各人数比率について述べていきますが、1:1、1:2、1:3の好きな人数比率を選べる前提で話をしていきます。

入塾時にプラン選択はできず、実際の指導人数についてはその日の混み具合によって決まる(つまり運次第)塾もありますので、気になる場合は入塾時に確認するようにしましょう。

生徒:講師=1:1

1:1指導のメリット

一人の生徒に全力集中

生徒と先生が隣り合わせに座る1:1。

これはマンツーマンの、家庭教師のような形になりますね。

この指導形態のメリットは、1人の生徒にずっと注力できることです。

そのために、生徒はその時間ずっと集中することができます。

 

一問の説明に時間がかかるような難問を解く場合や、その生徒につきっきりになる必要がある場合に特に効果があります。

生徒の実力を100%引き出したいときはマンツーマンに限りますね。

 

見守られながら勉強していく

1:1での指導は、担当の講師が決まったらずっとその講師が生徒を見ていくことになります。

講師がずっと生徒の成長を見守るということになります。

だから、講師としては特に責任感を持って指導していくことになります。

 

生徒にとっては自分のことをずっと見ていてくれる先生です。

先生のアドバイスはよく聞き、試験では先生と決めた目標に向かって頑張ったりしていきます。

自分のことを見ている人がいると、努力がしやすくなるのも確かです。

1:1指導のデメリット

費用の問題

1:1は費用が高額になってしまいます。

集団授業の3倍、多人数の個別指導の4倍程度の授業料を私の塾ではいただいています。

それだけ価値のあるものを提供するわけですから致し方ないところではありますが、毎月の授業料が6ケタになったりするといらぬ心配をしてしまったりしますね。

時間を有効活用できているか?

たまに、指導時間に試験を行っている間、時間がもったいないと思うことがあります。

貴重な指導時間で自習でもできるようなことをやらせているわけですからね。

講師としてはその間に準備ができたりして楽なのですが…(サボってるわけではないですよ!)

こういったことは保護者から指摘されたことはないですが、私の所感です。

受身になってしまう生徒も

これは生徒だけでなく講師に原因がある場合もありますが、言われたことをこなすだけで何も身に付いていない状況に陥ることがあります。

勉強って、ある程度意志を持たないと何も身に付かないんですよね。

講師が手取り足取り世話してしまい、生徒が言われたことをやるだけの作業で済ませてしまう、となると効果は殆ど出ないということになってしまいます。

稀に講師との相性が悪い場合も

噛み砕いて説明してあげないと理解できない生徒に対して、難しいことを話す講師や、打たれ弱い生徒に対して厳しく接する講師など、講師と生徒の相性がよくない場合があったりします。

クレームがあった場合の対処はケースにもよりますが、基本は講師交代をすることになります。

そういったことにならないよう、事前に講師と生徒の性格を考えてセッティングするのですが、上手くいかないことはありますね。

 

※デメリットを多く書きましたが、それは1:1が濃密な指導だから起こってくる問題なのであり、あくまで多人数の指導に比べて最も学習効果が高いことは間違いありません。

生徒:講師=1:2

先生の両脇に生徒が座る1:2の指導形態です。

一般的な個別指導のイメージはおそらくコレなのではないでしょうか?

そのメリットは大きいです。

1:2指導のメリット 費用対効果が高い

1:2の個別指導は、1:1に比べると半額と少々くらいの指導料金で受けられます。

講師は同時に2人の生徒の様子を見ていますが、生徒側にとっては実質1:1の指導に近いです。

片方の生徒が説明を受けている間、もう片方の生徒は問題を解けばいいのですから、そうして時間を上手くやりくりできれば1:2の指導形態でも効率よく勉強できます。

そこは講師の腕によりけりなのですが、よほど段取りが悪くなければスムーズに指導は進んでいくでしょう。

生徒自身も待っている間に何をしたらいいか?など考えることができますので、自発的に学習をする習慣も自ずと身に付いてきます。

1:2指導のデメリット 特にはないが…

指導対象が手のかかる生徒2人の場合は、さすがに手が足りなくなります。

また、講師がもう片方の生徒の方を向いている間は、ボーっとしている生徒もいます(流石にずっと監視しているわけにもいきません)。

そういうことも考えると、我が子がある程度は自立して勉強できるか?ということも考慮してプランを決定したほうが確実だと思われます。

生徒:講師=1:3

電車のボックス席のように机を4つ配置して、講師1人と生徒3人が座る1:3の指導形態です。

現実的に自習でない個別指導を実現しようとするなら、1:3が限度だと思います!

問題の解き方を教えるだけならまだしも、新しい分野の解説なんかをすると、残りの2人は先生待ちをしているという状況も頻繁に起こってきます。(個別ブースを3人分巡回する1:3は更に状況が厳しくなります。何せ、他の生徒の様子が見えないですからね…)

ですから、1:3の効果については自習でも問題ない生徒ならば有効活用できる、と言っておきましょう。

基本自習で大丈夫、でも質問したいこともちょくちょく出てくるという生徒には向いています。

 

1:3の個別指導は、集団授業を受けた後の問題演習として活用するなら全然問題ないんですよ。

ただ、学習塾=個別指導という色合いが濃いこのご時勢、1:3で予習を進めていくというカリキュラムを組む塾があっても不思議ではありません。

そういった学習塾で、先生から見てもらえるのが3分の1の時間で、それで新しいことを習得できるのかを考えてみましょう。

できるのならば問題ないと思います。

生徒:講師=1:4~(禁断の領域)

1:4の指導形態というのはもはや自立型学習塾の分野に属するでしょう。

個別指導塾で1:4を謳っている塾はまずないと思います。

それは、講師一人ではとても現場をまわせないからです。

しかし、塾によっては1:4以上の状況になってしまうことはままあります。

それは、

  • 急に生徒が増えた場合
  • 講師が欠勤した場合
  • 人材難の場合

こういった場合が考えられますね。

突発的に1:4以上になってしまうことがあるのです。

 

1:4の指導で一体何ができるのか?

宿題チェック、問題プリントのコピー、丸付け、声かけ程度がおそらく関の山です。

もういっそ開き直って丸付けも生徒にさせようかというくらいのレベルです。

S塾長
緊急で1:6の指導になってしまった同僚は全員にテストをさせてましたよ…

 

1:3の指導プランの場合でも、場合によってはこうなるということです。

塾選びは慎重に行いましょう!

まとめ

結局のところ、講師と生徒の最適な人数比率は、生徒によると言えるでしょう。

どの程度まで面倒を見てもらいたいかで決まってくる面があります。

それでも私はこれまで色んな人数で指導してきた中で、最も多くの生徒に適しているのは1:2であるように思います。

平均的な生徒に合っているのが1:2とも言えるでしょう。

以下に、各人数について簡潔にまとめたところで、締めくくりにしようと思います。

講師:生徒=1:1

費用は高いが学習効果は最も高い。師弟関係に近く、単に勉強を教えてもらう以上の価値がある。

講師:生徒=1:2

費用対効果が高く、コスパがよい。ある程度自立して勉強できる生徒でない場合は無駄な時間が発生することも。

講師:生徒=1:3

リーズナブルだが、教えてもらえる頻度は低い。在塾時間を有効活用できるかどうかはその生徒次第。

講師:生徒=1:4~

実質的には自習と同じ。個別指導塾でこの状況が頻繁に起こるようなら塾を変えましょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

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